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ゆるカメライフ

WordPressに移行しました。今までありがとうございました!

夜景撮影が楽しくなる『HDR風現像』と、そういった加工技術との上手な付き合い方を考えてみる。

 

今日から2月です。

夜景はいつも恋人と見ているよというリア充のみなさんも

夜景?なにそれ美味いの?喰えんの?という非リアのみなさんもこんにちは。

 

以前の記事で夜景撮影の楽しみ方と大阪・神戸のスポットについて色々書いていたのですが

yurucamelife.hateblo.jp

 

本当は青空の下風景撮影を楽しみたいんだけども、天気運の悪さがたたってフリーの日に限ってことごとく日中の天気が悪いので、この記事を書いた後もせっせと夜景撮影に勤しんでいました。

 

そして、この記事の中で『夜景はRAWで撮影する』ということを書いたのですが、

夜景写真の場合、撮影と同じくらい現像には力を入れるべきだと私は考えています。

 

元々、現像に頼りすぎる撮影っていかがなものかなぁと思っているのですが、

夜景に関しては多少誇張表現が為されてもいいと思うんです。もともと長時間露光で撮影している時点で割と非現実的な1枚になっているはずなので。

 

ここで最近私が力を入れて行っているのがHDR風現像』なのですが、今回はそれについて色々語ってみようと思います。

 

 

 1.HDR写真ってなに?

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 「ハイダイナミックレンジ」の略で、1枚の画像の中で白トビや黒つぶれなく、明るいところと暗いところを同時に階調を残して表現することができる写真の表現技法

 

通常HDR写真を作る際は専用ソフトを使い、めちゃくちゃ明るい写真とめちゃくちゃ暗い写真を合成することで、白飛びと黒つぶれの無い写真が出来上がります。

 

ざっくりとした特徴としては、そういったつぶれ等がないため細部まで描写がなされた写真になることが挙げられます。

 

使ったことはないのですが、iPhoneのカメラにもHDR機能があるはず(画面上)なので、適当に街などで試してみるとHDR写真の雰囲気は分かると思います。にしてもiPhoneすげぇ…。

 

つまり、本来2枚の写真の合成から生み出すものだから、今から述べる1枚のRAWデータから仕上げるものはHDR写真とは言わず、あくまでも『HDR"風"』なわけです。

 

 

 2.夜景とHDR

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ここからは作例を載せながら語っていきます。

まず最初に、私が使っている現像ソフトはNikon純正の『Capture NX-D』ですので、このソフトにおける単語を使って色々書いていきます(とは言っても、おそらくどのソフトでも単語はほぼ同じだと思います!)

 

神戸市役所展望台にてRAW形式で撮影し、帰宅後現像で

 ・ホワイトバランス

 ・コントラスト

 ・明るさ

の3点を変更して完成させたものがこちら。

 

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私としてはこれで十分良いかなと感じられるのですが、建物のてっぺん部分と明るい部分の差が著しく激しいというか

コントラストを上げたことによって細部がつぶれてしまっているような印象を受けます。かといってコントラストを上げないと締まらない絵になってしまいます。

 

ここで考えるのがHDR写真

黒つぶれや白飛びが無く、細部まで描写がなされれば上のような不満は解消されるわけです。

 

黒つぶれや白飛びを現像により解消するための考え方は、私の中では今のところこの2つ。

 

 ・シャドウを上げる(消す)

 ・DライティングHSを利用する

 

被写体の細部がつぶれてしまう理由の一つは『影』だと考えられるので、

影を少しずつ持ち上げていくと全体的につぶれの無いのっぺりとしたものに変わっていきます。

 

それよりもっと簡単なのが、おそらくNikonオリジナルと思われるDライティングHSというモノを使うこと。

これはHDR風に仕上げるために作られているのかなと思うのですが、黒つぶれ白飛びを多少ながら改善してくれちゃう便利なもの。ありがとうNikon

 

Nikonユーザーでなければ、『黒レベル』『白レベル』という項目があればそれを使うのがベストだと思います(Adobe Lightroomにはこれらの項目があるようですね。使ってみたいなぁLightroom。)

 

そして、細部までの描写を表現するのに欠かせないのが『明瞭度』というもの。

Capture NX-Dであれば『ピクチャーコントロール』にこの項目が含まれているはずです。

明瞭度とはくっきり感のことだとNikon公式ページが言っておりましたので、これによりくっきりするんだよと書いておきます(適当ですみません)

 

そして、HDR風を演出するのに欠かせないのが彩度とコントラスト

上げ過ぎると不自然極まりないものになってしまうので注意が必要ですが、これらをつかうことでHDR写真特有の派手な色味、くっきりとした質感が出せると思います。

 

 

そんなこんなで完成したものがこちらです。どん!

 

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比べやすいよう、もう一度シャドウなどをいじっていない方を載せましょう。どん!

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まだまだ下手なのですが、なんとなーく細部までしっかりと表現が出来た階調表現豊かな、HDRっぽい1枚に仕上がったように見えませんか?いやまだまだ練習が必要なのはわかっています(´・ω・)

 

昼間の風景写真をHDR写真にすると、加減を知らないとすごく押しつけがましいというか現実味がなさすぎるというか、『ただ派手なだけ』な一枚になるのですが

夜景の場合、先述の通り長時間露光撮影という時点で少し現実味がないので、この手法とは相性が良いように思います。

 

HDR風現像を少しずつ研究していくうちに、こういった1枚も仕上がりました。

ちょっと撮影の段階で失敗しているところは大目に見ていただくとして、幻想的な夜景をさらに幻想的に表現できているように感じられます。

 

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 3.とはいってもHDR風現像に頼りすぎもよろしくない

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以前の記事で、加工やフィルターの使い過ぎは上達の妨げになるからほどほどが良いということを語った気がするのですが、

このHDRというのも立派な加工技術の一つですし、先述の通り上手く使えば、自分の表現したい1枚に仕上がってくれます。

 

しかし、やっぱりHDRは写真を目で見る風景と程遠いものにします

 

ものすごいインパクトのあるものになってくれる代わりに、そのインパクトに慣れてしまうと加工がないと撮るもの全てが物足りなく感じてしまう可能性があります。

それに、第一印象は印象的でも、よく見るとただ派手なだけで、何も心を動かさないようにも感じます。

 

HDR風現像を覚えると夜景撮影が楽しくなる!』とタイトルには書いていますが、

夜景ならなんでもHDR風に現像すればいいという訳ではないと思います。

 

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この1枚は最近の中で特にお気に入りな1枚なのですが、

絵全体を引き締めるためのコントラストと、全体の明るさと彩度をいじっていますが、HDR風にするためのシャドウやライティングはいじらず完成させました。

 

このようにHDR風にせず、落ち着いた雰囲気にする方が良いという場合もよくあることだと思いますし、使うべき場はよく考えるべきだなぁと感じます。

 

 

 4.おわりに

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この冬かなり夜景撮影にハマっているのですが、夜景はシャッタースピードや絞りによって撮れるものががらりと変わって本当に楽しいんですよね。

冬は空気が澄んでいて夜景撮影にはもってこいの季節です。

 

今回書いてみた『HDR風現像』はそんな夜景撮影をもっと楽しくしてくれる”スパイス”のようなものだと思います。

 

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これからもっと頑張っていこうかなぁと思っている工場夜景なんかも、HDR風にしたらさらに近未来感が増すはずです。

 

HDR専用のソフトを使ったり、カメラ内部でHDR合成出来たりしますし、それらを使えば良いような気もするのですが、

ものぐさな私にとっては新しいソフトをインストールするのも面倒で、今あるソフトでなんとかできないかなと思い、色々調べて実際に試して末に行きついたのが

 

HDR風現像をマスターするコツは、現像の際のシャドウやライティング、彩度の調整を覚えることではありません。その時その時によってそれらのいい塩梅は変わってきますし。

真のコツは、HDR風を使うべきかそうでないかを判断できるようになることだと思います。

 

夜景写真の現像では、まずホワイトバランスコントラスト、彩度といった基本的な部分を調整し、その後しっくりこなかったらその時はじめてHDR風に手を加えてみる

そんな感じで慎重に使っていく方が良いのかなと考えています。

 

夜景写真が好きな人たちに何かしらのアイデアを与えられたらな…なんて思って色々書いてみました。

HDR風現像は、じっくりとその1枚に向き合うことが出来て本当に楽しいので、機会があれば是非チャレンジしてみてください!

また、もっと良い現像のアイディアがあればコメント欄やTwitterでガシガシ書いて教えてください♪

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それでは素敵な写真ライフを!

 

 

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