ゆるカメライフ

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RAW現像をしていて私が思うことあれこれ。

お正月が終わりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は試験勉強と正月太りを抱えて生きております。こんにちは。

 

さて、我々初心者にとって写真撮影といえば『絞り(F値)』『シャッタースピード』『ISO感度』『ホワイトバランス』などを思い浮かべるかと思いますが、

もう一つ忘れてはいけない大切な要素があります。

 

それが『現像』

 

恥ずかしながら、一眼を持つまでは『現像』というと、フィルムと暗室で行なうものだと思っていたのですが

今のデジタルな時代、現像はPCで出来てしまうんですねぇ…。

 

必要なものは

  • RAWという形式で保存したデータ
  • 現像ソフト

現像ソフトはAdobe lightroomなど有名かつ有料のものもありますが、

私はCapture NX-DというNikonフリーソフトを使用しています。

動作が重いなどの評価もありますが、特に違和感なく使えています。

 

初心者が撮り始める時は99%JPEGという形式で撮っているはず。

これは撮影した時にカメラそのものが画像として完成させてくれている写真を指す、と私は理解しています。ゆえにJPEGWi-Fiなどで転送してスマホですぐ見られるし、PCに取り込んで見ることが出来ます。

 

一方でRAWとは完成状態にされていない画像データのことで、このままでは写真のデータとして扱えません。

完成状態にされていないという表現にイマイチぴんときませんが、その場の光とかの情報まで丸ごと持って帰ってきちゃったみたいなイメージをしています。

詰んでる情報が多いからデータ量がとてつもなく大きくなります

 

そこで現像ソフトを使ってJPEGに変換するのですが

現像ではなにが出来るかというと、ざっくり言うと画像の劣化を引き起こさずに露出やホワイトバランスコントラストなどが変えられるのです。

 

こう聞くと初心者目線で引っかかるのが『チートじゃね?』『てか画像加工じゃね?』『それがあるなら撮影時にいろいろ考えてシャッター押す必要なくない?』ということです。

 

ここで今回は私が現像をやりながら思うことをまとめていこうと思います。

※あくまでも初心者の意見ですのでお手柔らかに、流し読み程度でどうぞ。

 

①設定を細かく弄っているとチャンスを逃す被写体には現像を使おう

 

例えば前記事で撮っていた初日の出。

 

yurucamelife.hateblo.jp

 

普段はそんな感じないけれど、撮っていると太陽の動きってめちゃくちゃ早い

露出やWBを変えている間に太陽がベストな位置を通り過ぎていた…なんてことがあると悲しすぎるので、こういう時にはRAW現像を使うのがベストかなと思います。

 

その瞬間にしか撮れないものこそベストに撮るべき。ゆえに普段持ち歩くときはRAWとJPEGの両方で保存する形式にしています。

 

②現像するなら『見たままに少しスパイスを』程度を意識しよう

 

現像って本当に面白いくらい写真を変化させることが出来ます。

そしてそれが面白いから現像を始めた頃はついつい誇張表現に走ってしまう。

 

SNSなどではインパクトある写真の方がウケが良いし、ふぁぼもいいねも稼げちゃう。

しかしそういう誇張した写真は見た目のインパクトだけで、人の心を動かさなかったり、単純に自分の心に残らない1枚になってしまうような気がするのです。

 

ここで私が現像で心がけているのが『見たままに少しスパイスを』です。

 

例えば、青い空と太陽を強調したかったこの1枚。

確かに青を取り入れてはいるものの、やり過ぎ感が否めません。

f:id:yurucamelife:20160103213842j:plain

 

原因は彩度とホワイトバランスの青寄りにしすぎだと感じたので

最初からやり直し。その時の情景を思い出して出来たのが次の1枚。 

 

f:id:yurucamelife:20160104114012j:plain

 

さすがにこの1枚目はひどすぎたのですが、やりすぎは良くないことのいい例かなと思い載せてみました。

 

『写真は引き算』という言葉をたまに耳にしますが、

それは構図だけでなく現像にも当てはまることだと思います。

 

③あらゆることをまず撮影の段階で学んでから現像に手を出そう

 

『初心者こそ現像に手を出すべきだ』という人と、

『初心者はまず構図や設定、ホワイトバランス等を撮影段階で学んで、慣れてから現像に取り掛かろう』という人がいますが、私は後者です。

 

その理由は、現像ではできることが多すぎるから、まず撮影時の設定いじりの段階である程度知識を得ておきたいから。

何も知らないまま現像に取り掛かると、やれることが多すぎて、色々弄った結果訳の分からない1枚になりかねないように思います。

 

 

最低限、『露出をハイキー気味にしたらどうなるのか』『ホワイトバランスを蛍光灯に設定したらどうなるのか』など、撮影を通してしっかり身に着けた方が、現像をする際に良い作品に仕上げられそうな気がします。

 

あとNikonの方なら『ピクチャコントロール』という項目があるはずなのですが

そこで色味やコントラストを変えて撮影することができるので、

試してみるとまた違った表情の1枚に出会えるかもしれません。

 

④現像に頼り過ぎないようにしよう

 

現像のデメリットとして浮かんでくるのが

  1. データ量が大きすぎる
  2. 1枚1枚現像しているとかなり時間がかかる
  3. 見たままの写真ではなくなる

といったもの。

 

1つ目のデメリットは大容量のSD等を使えば解決するものの、

2つ目に関しては、例えば旅行に行ってすべての写真を完璧に仕上げるためにRAWで残していると、

帰宅後膨大な量の現像と膨大な時間が必要となります(ちなみに筆者がフランスに行った後機の撮影総数は900枚でした)

 

また3つ目に関しても、過度のレタッチが施された1枚はその場を切り取ったものとは言えないし、ウソの風景や情景を映し出しかねません。

 

事実、世界最大級のメディアであるロイターはカメラマンにRAWではなくJPEGのみ受け付けているようです。その場を伝えるべき報道写真ならなおさらですね。

 

その場に立ち、その場の空気を感じ、被写体と真剣に向き合って撮ったものこそ素晴らしい1枚なのではないかと私は考えています。

 

何一つ欠点のない美しい1枚よりも、被写体をじっくり見て感じて、その場で色んな設定を試してみて、

まるでその場の空気ごと取り入れたような写真の方が、多少設定が間違っていても素敵な1枚なのではないかと感じます。

 

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(Nikon D5500/55mm F11 1/15秒 ISO800)

 

現像という手段は、写真という表現の場において大事なプロセスだと思いますし、

現像をすることに対して否定するつもりは全くありません

筆者自身もコーヒーをすすりながら現像をするあの時間が大好きです。

 

それに、私はアートとはかけ離れたものを撮っていますが、

アーティスティックな作品が得意な方にとって現像は欠かせないものだと思いますし、そこから生み出される1枚には感動し、学ばされます。

 

ただ、色んなことがPCで出来るからこそ、それとの付き合い方を考える。

頼り過ぎない。うまく付き合うことが求められるのかなと感じます。

 

現像に慣れている方、中級者や上級者の方は、"どこからが被写体と向き合っている時点で考えるべき部分か"、そして"どこからが現像を行うべき部分か"ということが分かっていらっしゃる印象があります。

ただ、私を含め初心者はまだそれが分からないので、それならまず現像は意識せず、必死に被写体に目を向けましょうということが言いたくてこの記事を書きました。

 

現像は写真を良くしてくれますし、写真と向き合う時間をくれるし、何よりも撮る人に楽しみを与えてくれます。

これからも素敵な現像ライフ、そして素敵な写真ライフを!

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